デザインという言葉によくある誤解

デザインという言葉は, 斬新な色使いや形などの意匠を表す用語として使用されることが多いのですが, デザイン (design) を辞書でひくと「設計」という訳がでてきます. 衣服や Web ページの意匠を意味するデザインを, プロダクトデザインと呼びます. プロダクトつまり製品が, 工業製品である場合には, 特にインダストリアルデザインと呼ぶこともあります. 小職は, デザイン工学部に所属していますが, デザイン工学部は, 意匠の創作だけを学ぶ所ではありません. 小職は学部名に含まれるデザインの意味を, より広い意味で捉えています. プロダクトデザインも, 何らかのシステムを設計することも含むと考えているのです. デザインするとは, 物を設計し, その物の意匠もデザインすることであると捉えられます. 更に近年では, デザインするとは, これらに加え, その物を使う人がどのように使い, その人がその物を使うことによって, いかに価値ある経験が得られるかまでを設計するを含む言葉として使われるようになっています. そして, 場合によっては, タンジブルな物(実際に触れたりできる物)だけではなく, インタンジブルな物(目にみえない物)をデザインすることも含みます. デザインについて, 考えてみたい方は, 「奥出直人著, デザイン思考の道具箱」から読んでみることをお勧めします.

大学はどんなところか?

大学は, 小学校, 中学校, 高校と違って, すべて自己責任で学ぶところです. 自分から学ぶ意識が必要で, 習うという気持でいると, あっという間に時間だけが過ぎてしまいます. 入学後のできるだけ早い時期に, 自分が知りたいことをはっきりさせられた学生が, 早く成長する傾向があります. 残念なことですが, 中には, 4年間で卒業できない学生も見られます.

大学と専門学校は何が違うの?

専門学校は, 職能を直接学ぶ場所で, 2年という短期間で学びとらなくてはなりません. 一方, 大学では, 専門教育を受ける他, 教養を身に付ける必要があります. また4年という学びの期間が異なり, 専門知識への探究する機会が開けている点が大きな違いです. 大学を卒業しなければ, 大学院へ進学できません.

はじめての事が沢山の大学時代

大学は、学生が経験をつむ機会を沢山提供しています。はじめてのことに挑戦する気持がなければ、何も身に付けることなく時間だけが過ぎてしまいます。学生であればゆるされる失敗というのがありますので、失敗を恐れず、在学期間中にできるだけ沢山の挑戦をしてください。はじめてだからできません、と主張する学生が多く見られます。はじめての事に対応する力を身に付けるチャンスと思って挑戦してください。

大学では友達をつくろう

大学では、グループで沢山の実験や実習を受けます。実験や実習は、実験や実習を成功させることも重要ですが、グループ活動がスムーズにできるかどうかも重要で、コミュニケーション能力が評価対象になっているケースがあります。例えば、実験が失敗していても、グループでリーダーシップを発揮したり、メンバーの意見を上手に引出せる学生は、評価がプラスになったりします。日頃から友達をつくり、コミュニケーション能力を磨いておくと高評価に繋がります.

研究室とはどんなところか?

大学や学部, 学科によって研究室というものは全く異ります. ここでは, 高橋研について説明します. 研究室に教員は1名です. 高橋研の場合は, わたし一人が全体をマネージメントします. 卒業研究や, 修士研究を行っている上級生と, 実験機器を共有しながら, 時には, 遊びながら, 専門性を身に付けていきます. 教員は, 学生の指導および就職活動, 進学活動の相談やサポートを行っています. 次に, 学生がどの研究室に入るかとうことについて説明します. 情報システム学科では, 3年生の後期が始まる前に, 各学生がどこの研究室に所属するかを決める研究室配属が行われます. 学生が希望を出し, その時点での成績順に希望が優先される仕組で配属研究室が決定します. 配属後の所属研究室変更は原則認められていません. また, 研究室の教員による, 選別は一切ありません. 教員は, 配属された学生を受け入れ, 卒業するまで指導を行っていきます. 配属された先生は, 高等学校などの担任の先生のようなイメージが近いと思います. 研究室は, 高等学校の部室みたいなイメージだと思ってもよいかもしれません.

大学卒業後はどうなるの?

卒業までに, 就職活動をして卒業後, 就職する人と, 大学院に進学する人がいます. 大学で学んだ専門分野を職能として活かしたければ, 大学院進学をお勧めします. 専門性を重視せずに就職を目指す方は, 進学する必要ありません.

大学院とは

大学院は, 大学卒業後に更に高い専門性を身に付けるために, 学ぶ場所です. 大学院には, 前期博士課程2年と, 後期博士課程3年とがあります. 俗に大学院と呼ばれているのは, 前期博士課程2年を指しています. 前期博士課程2年を修了(大学でいうところの卒業)すると, 「修士(マスター)」の学位が授与されます. 専門性の高いエンジニアなどになるためには, 必要とされていることが多い学位です. 前期博士課程2年を修了後に, 更に後期博士課程で3年間勉強をし, 専門性を高め, 無事に後期博士課程を修了すると, 「博士(ドクター)」の学位が授与されます. 専門家として就職を目指すためには, 9年間学ぶ必要があります(大学4年+前期博士課程2年+後期博士課程3年).

プログラムできるようになりたい人へ

プログラムができるようになるといっても、どこまでできるようになったらプログラムできると言えるでしょうか?そこには答えがないと思います。プログラムで何を作りたいかが重要です。作りたいものを作れる力を持つことが目標なのです。それはプログラムができるかできないかではなく、どのよに書けばよいか、どのような資料を取り揃えればよいか、過去に作ったどのようなプログラムに似ているかを知ることです。作りたいものは、人それぞれで様々でしょう。しかし、まずは小さな目標から始め、経験を積むことが重要です。いつまでたっても、できるようんなったと思えないでしょうが、過去に作ってきたプログラムが、力の源になると思います。大学では、プログラムの作りかたや、考え方、ほんの少しの基礎を教えます。あとは、それをどのように使ってどれだけプログラムするかだけの話です。自学自習で、どれだけプログラムに時間を費すかということで、その思考錯誤の中で理解が深められていきます。

はじめてプログラムを勉強するときは

プログラムを覚えたいと思ったとき, どうすればよいか迷う人が多いのが現状だと思います。プログラミング言語を覚えることがプログラムを覚えることでしょうか?実は、言語は書き方の作法を覚えることとほぼ一緒といって良い程度のことです。言語の違いは書き方の違いでしかありません。つまり1つの言語を覚えてしまえば、他の言語は似たようなものなのです。厳密に言うとプログラミングの考え方その物が違う言語群がいくつかあるので、すべての場合に当てはまるわけではありません。それでも、覚えなければならないのはどのような問題を解くときにどのような方法をとればよいかというプログラムで問題を解くための考え方です。これはプログラムの入門書には載っていません。開くべき書籍は、「アルゴリズム入門」です。プログラミング言語をまだ覚えていない、あるいは勉強中の人が読むべき本には、例えば、「アルゴリズムの基本」長尾高弘訳, Thomas H. Cormen 著があります。

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