音の強さを定量的に表わすとき, その単位に dB(デシベル)を使います. 実際に dB が小くなると聞こえ方がどのように変化するのを体験してください.

以下の各例では, 1 秒間 1000 Hz の正弦波形が再生されます. 下にある例ほど音量が小くなります.

(注意事項) 不用意に大音量で再生しないよう, 最初に音量の設定を確認し, 適切な音量に調節してから以下の例を再生てください.

基準音 相対レベル 0dB
基準音より 5dB 小さい音 相対レベル -5dB
基準音より 10dB 小さい音 相対レベル -10dB
基準音より 15dB 小さい音 相対レベル -15dB
基準音より 20dB 小さい音 相対レベル -20dB
基準音より 25dB 小さい音 相対レベル -25dB
基準音より 30dB 小さい音 相対レベル -30dB
基準音より 35dB 小さい音 相対レベル -35dB
基準音より 40dB 小さい音 相対レベル -40dB
Tips: 音の強さは物理量であるのに対して, 音の大きさは, 聞き手の主観を表わす感覚量です.

音の強さを時間で比較してみると以下の様になります. 0.5 秒の無音のあとに正弦波形が 1 秒続き, 再び 0.5 秒の無音区間があります. 正弦波形は, 1 秒当り 1000 周期表示されているので個々の周期を目視することができなくなっています. ここで重要なのは音の強さが減少するに従って, 正弦波形の振幅(この図の縦軸の振れ幅)が小くなっている点です.

基準音 相対レベル 0dB
基準音より 5dB 小さい音 相対レベル -5dB
基準音より 10dB 小さい音 相対レベル -10dB
基準音より 15dB 小さい音 相対レベル -15dB
基準音より 20dB 小さい音 相対レベル -20dB
基準音より 25dB 小さい音 相対レベル -25dB
基準音より 30dB 小さい音 相対レベル -30dB
基準音より 35dB 小さい音 相対レベル -35dB
基準音より 40dB 小さい音 相対レベル -40dB